これは、
ピョートル・フェリークス・グジバチさんの著書、
"世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法"
の中で語られていたマインドセットです。
原著の中では、こう書かれています。
"「勝つか」「負けるか」ではなく、「勝つか」「学ぶか」です。
「勝たなかった人」も「そこで学べた」という経験が残ります。"
これに限らず、非常に面白い本ですので、是非読んでみてください。
このマインドセットでは、挑戦、選択の結果を
「成功」と「失敗」ではなく、「成功」と「学び」と捉えます。
「失敗」が「学び」に置き換わっています。
言われてみれば、心当たりはあるのではないでしょうか?
仕事上やプライベートの「失敗」を経験として、後日成功する。
これは、誰しもが経験則で知っている事だと思います。
それを突き詰めて行けば「失敗=経験」となります。
ですから、あるチャレンジをした時に、結果は「成功」か「経験(学ぶ)」の2拓で、
どっちになっても、「得」だ、という、だまし絵のような話です。
ですが、このマインドセットの効果は絶大です。
人間、なかなか踏み出せないものです。それは、大きなことに限らず、小さなことでも。
たとえば、amazonでちょっと便利そうなものを見つけたけど、評価は微妙。
でも、自分の用途では使えそう・・・といった場合。
人間、誰しも、「間違いたくない」ものです。
でも、「間違えは経験になる」としたら、、、買えばいいんです。
まぁ、値段にもよりますが。
良く、芸人さんが言う言葉に、
「芸人の場合、失敗もネタに出来るから無駄じゃない」
というのがありますよね。
滑ったこと自体をネタにする事も良く見受けられます。
まれに笑いとして回収しきれない場面も見受けられますが、大体は回収しています。
"マインドセット"はポジティブシンキングとは違い、
物事が起きた後にポジティブに捉えるのではなく、
あらかじめ、どうせ勝つか学ぶかで、損はしないしな~、という風に思っておきます。
それから行動に移せば、失敗だったとしても、経験になったと思えます。
成功したら素直に喜びましょう。
実は、「心の強い人」なんて存在しないんです。
誰しも、失敗すれば、心はくじけます。それは、みんなそうです。
だけど、「心が強いように見える人」は、
それを「失敗」と思ってないから大丈夫なだけです。
あなたの心が今、"強かろうが"、"弱かろうが"関係ありません。
マインドセットは、ただの知識です。ですので、明日から、今日から、今から使えます。